下痢、腹痛、便秘、おならなど、
過敏性腸症候群で悩むのには症状もありますし、
症状が出るタイミングというのもあると思います。
例えば
- 電車やバスなどの交通機関だったり・・・
- 個室などで友達や恋人と食事する時だったり、
- 友達とお出かけに行った時だったり・・・
こういう時に症状が出てしまうから困るんですよね。
ではこの症状をできるだけ抑えるためには?
ということで、
実は色々症状を抑える方法というのは
あるんですけど、
「何かを足す・増やす」
というよりも、
不要な物とか、
症状を出してしまう要因を
取り除く方が、
即効性があるのでおすすめです。
なので今回のテーマは
「症状が悪化する食品を避ける」
としています。
お腹の不調で悩んでいる場合は、
今回紹介する食品を避けることで
お腹の不調が結構抑えられて、
かなり役に立つと思うので
ぜひ読んでみてください!
過敏性腸症候群が悪化する原因
体にストレスをかけるものを
避けようということで、
過敏性腸症候群というのは
ストレスが原因と言われたりしますが、
根本的には
「体がストレスに耐えられなくなっている」
という事が原因になります。
つまりストレス耐性が弱いというのが
根本的な原因なんですね。
そんな中、
日常生活ではストレスといえば
人間関係とか仕事って
思われがちなんですけど、
実は食品が原因のストレス
というのもあります。
そしてこの食品からのストレスに
ほとんどの人は気づかないからこそ、
人間関係や仕事などでストレスを減らそうと思っても
体質改善がなかなかうまくいかないのです。
例えば 、
「仕事を止めて休憩する」
ということをしても、
なかなか症状が改善しないというのは、
食品からのストレスを見落としていて、
結果的にストレスの根本的な原因を
取り除けていないから、
改善しないということが
起きてしまっていきます。
まずはこの記事で
「食品によるストレスが存在する 」
ということをあなたは知ったので、
もう今の時点でお腹の不調改善の第一歩を
踏み出しています!
これを知らない限り、
永遠に自分の身体に
ストレスをかけ体を疲労させて、
「なんでこんなに体調が悪いんだろう」
と言い続けてしまいます。
なので、まず知る。
自分の体で何が起きているのかを知る
というのがとても大事です。
自分の体についてどんどん知っていきましょう。
体のストレスになる食品の例
ということで、
体のストレスになる食品の具体例を
挙げていきます。
先に言っておくとですね、
IBSやSIBOの改善で有名な
「低FODMAP食」
という食事方法があるんですけど、
僕は低FODMAP食をそれほど意識していません。
そして、その理由も解説していきますので、
低FODMAP食のことは一旦脇に置いておいて
読んでいただければなと思います。
今回紹介していくのはこの6つです
- 砂糖、果糖、異性化糖
- 小麦
- 乳製品
- カフェイン
- お酒
- 人工甘味料
砂糖、果糖、異性化糖
まず砂糖というのは
低FODMAP食ではありますが、
血糖値の急上昇を招くので、
体にストレスを与える食品になります。
で、異性化糖も同じく
血糖値の急上昇による
体のストレスがかかるので、
人間関係や仕事のストレスと同じように、
体にダメージを与えてしまう食品になります。
なので僕としては
「低FODMAP食だから砂糖は食べてもいいんだ」
という感じで摂取するのではなくて、
「体にストレスを与えてストレス耐性を下げるから
体質改善中に砂糖は避けたほうがいいよね」
という判断をしています。
残りの果糖についてですが、
実は果糖というのは血糖値をほぼ上げないので、
砂糖や異性化糖に比べたらいいんじゃないか
と思われるかもしれないんですけど、
これは肝臓で代謝されるので、
肝臓の負担がかなり増えてしまいます。
実際に果糖による肝臓の負荷で
脂肪肝という病気になることもあります。
脂肪肝というのは
多くの場合お酒を飲みすぎる人が、
肝臓でその代謝をできなくなって
脂肪肝になってしまう
ということが一般的なんですけど、
果糖によってもこの脂肪肝というのは
引き起こされると言われています。
脂肪肝になってしまうと
肝臓の機能が低下してしまうので、
体の中の解毒能力が落ちます。
これがお腹の不調で言うと
臭いの悩みの原因になったりするので、
注意してください。
また、血糖値の変動というのは
自律神経を乱し、
身体に大きなストレスを与えるので
注意してください。
普段からこの清涼飲料水、お菓子、スイーツなど
甘いものを多く食べている場合は、
一度やめてみるとそれだけでストレスが減って
体が楽になることを体感できると思います。
小麦
小麦に含まれるグルテンという
タンパク質があるんですけど、
これが人間の消化器官で消化しにくく、
またその消化できなかったグルテンが腸に到達すると
腸で炎症を起こすと言われています。
小麦自体高FODMAP食でもありますし、
小麦を避けるグルテンフリー生活をするだけで
体調が良くなるという人も多くいます。
僕の読者さんでも
「小麦をやめただけで結構IBSの症状が治ってきました」
という人も実際にいます。
お腹に限らず、
全身の不調とグルテンが
深く関わっているのと、
やっぱり今って日常的に
小麦を摂取する量が多いと思うので、
やめてみるだけで
体にダメージを与える食材の
大部分を減らすことができて、
体調が良くなりやすいです。
大変ではあると思いますが
効果を体感しやすい食品の一つなので、
試しに2週間くらい止めてみると、
IBSの症状が起きにくくなり、
かなり生活が楽になるかなと思います。
乳製品
これは人によるんですけど、
乳製品に含まれるカゼインというたんぱく質も、
小麦のグルテンと同じく
腸に炎症を起こすと言われています。
僕の場合は乳製品を摂るとアレルギー反応として
鼻炎になります…
鼻水が出てくるんですよね。
アレルギーというと、
「蕁麻疹が全身に〜」みたいな
イメージがあると思うんですけど、
これだけがアレルギーじゃないので、
ぜひ乳製品を避けることで
体調がよくなるかどうかを試してみてください。
僕は本当にびっくりしました。
年中鼻炎みたいな感じだったんですけど、
「あこれ牛乳から来てるんだ」
と気づいて、
今は牛乳を摂るのをやめています。
カフェイン
コーヒーや紅茶などですね。
こちらも低FODMAP食になるので、
ガスを発生させる糖質は少ないですが、
お腹の不調を抱えている人の場合は
問題があります。
カフェインというのは
ご存知のように覚醒作用があり、
「眠気を吹き飛ばして仕事や勉強頑張るぞ」
という時にコーヒーや紅茶を
摂取していると思います。
ただこれ、
自律神経的には交感神経が優位になって
体が緊張状態になってしまうんですね…
体が緊張状態になるっていうのは
「電車やバスに乗っている」
「人混みの中を歩いてる」
みたいなストレスがかかっている状態と同じなのです。
ストレスをかけて体を動かしているわけなので 、
IBSの改善で考えると、
カフェインは体に負担をかけるマイナスな方向に
作用してしまいます。
なのでカフェインをやめるだけでも
ストレスで消耗することが少し減るので、
お腹の不調も出にくくなると思います。
お酒
お酒に含まれるアルコールというのは、
先ほどの果糖のところでもありましたが、
肝臓で代謝されるので、
肝臓に負担がかかるという意味で
ストレスになります。
お腹の不調を抱えている場合、
体の仕組みを整えて
お腹の不調を根本改善していくためには、
肝臓をかなり使っていきます。
タンパク質の合成は肝臓で行うので、
強い腸を作っていくためには
肝臓の働きが重要なのです。
また、
腸内細菌を除菌してガスの量を抑えてくれる
胆汁酸という消化液があるのですが、
この胆汁酸も肝臓から作られるので、
お腹の不調を改善または予防するために
肝臓の働きを高める必要があります。
なので出来るだけ
自分から肝臓に負担をかけることはせず
お腹の不調を改善させることに集中しましょう。
人工甘味料
大体カロリーゼロとか
糖質オフの清涼飲料水とかに
よく入っていて、
「血糖値を上げない」
「カロリーゼロ」
などと言われていますが、
実はこの人工甘味料が
腸内細菌に悪い影響を与えてしまうことが
分かっています。
具体的にどうなるかというと、
人工甘味料を摂取すると、
言ってしまえば偽物の糖質のような、
人間では消化できない糖質で何か甘いものを
食べた気分になるのですが、
それによって本物の糖を代謝する能力が
落ちると言われています。
偽物の糖質で
「何か甘いものを食べたな 」
と感じてしまうことによって、
本物の糖が入ってきたときに、
それらを上手く分解することが
できなくなるそうです。
で、糖を代謝する能力が落ちると
どのようなことが起きるかというと、
血糖値が高いままになってしまって
肌のシミやシワなど直接老化に結びつきます。
日常生活でよく見るものであれば、
ホットケーキを焼いた時に、
白い生地がきつね色になっていきますよね。
あれをメイラード反応と言って、
ホットケーキの生地に含まれる
糖質と卵や牛乳のたんぱく質がくっついて、
きつね色に変わってしまうんです。
それが起こると細胞自体が変化してしまうので、
人間の体で起こると
その細胞が機能しなくなります。
なのでシミやシワがこのメイラード反応によって
どんどん体の中に増えていってしまいます。
ただシミやシワは表面上に見えているだけで、
本当に消化管の中、胃や腸でこのメイラード反応が起きて
機能が低下するということもあるので、
長期的に見るとかなり危険ですね。
実際に、糖尿病の発症率も
普砂糖のジュースを飲んでいる人と、
人工甘味料のジュースを飲んでいる人では、
人工甘味料のジュースを飲んでいる人の方が
糖尿病の発症率が2倍高まると言われています。
人工甘味料自体は血糖値は上げませんが、
糖を代謝する能力が落ちたり、
それによってこの血糖値の変動というのが
結果的に起こってしまうので、
結局この人工甘味料というのも
体にとって大きなストレスになってしまいます。
また、
腸内環境も変えてしまうので
そういう点でもよくないですね。
なので
糖質ゼロの清涼飲料水などを飲むのは
避けた方が良いです。
まとめ
仕事や人間関係だけでなく、
食べ物によっても人は
ストレスを受けています。
- 砂糖
- 小麦
- 乳製品
- カフェイン
- お酒
- 人工甘味料
をまずは避けてみてください。
これだけで下痢や便秘、腹痛、
おならなどの症状が
軽減することがあります。
過敏性腸症候群の根本改善を目指す場合は、
避けるべき食品を避けるだけでなく、
体の仕組みを根本的に整えていく必要があります。
ストレスに耐えられない体から
ストレスに耐えられる強い体に
整えていく必要があるんですね。
この体の仕組みを整える具体的な方法に関しては
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こんにちは。
栄養腸活コーチとして過敏性腸症候群などの体の不調を改善しているユウマです。
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