今回は、
「スーパーサイズ・ミー」
という面白い映画に出会ったので
その感想を書いていきます。
シンプルにいうと、
「ジャンクフードを食べ続けると体を壊すよね」
という話なのですが、これは油断したら
誰にでも起こりうるリスクがあります。
今は飽食の時代と言われて
いつでも食べ物が手に入りますが、
- 外食
- 冷凍食品
- お惣菜
など、
安くて手軽に食べられるものが
たくさんありますよね。
しかしそれらには、
- 食品添加物
- 化学調味料
- 大量の糖質や脂質
などの成分自体が有害だったり、
カロリーの摂りすぎだったり
色々な問題があります。
特にこれまで実家暮らしだった人が、
大学や社会人などで生活環境が変化した場合、
これらが原因となって体調を崩し
勉強や仕事に影響が出ることも少なくないです。
知らず知らずのうちに食で健康を損ない、
- 幸せなキャリアを築く予定が休職・退職
- 大学進学したのに学校に行けず休学・退学
- 働けないしお金もないしで八方塞がり
- 迷惑をかけすぎて好きな人に見放される
- etc…
というようなことが普通に起きます。
(あなたの周りにいませんか?)
「体に良くないものを食べ続けるとどうなるのか?」
ということをここで学ぶのは、
とても大きなリスクを回避できるわけなので、
知ってて絶対に損はしません。
1ヶ月マックを食べ続けたらどうなる?という実験
先に映画のあらすじを共有しますね。
俳優で監督のモーガン・スパーロック自身が、「1日に3食・30日間、マクドナルドのファストフードだけを食べ続けたらどうなるか?」を映像で記録したものである。この間、健康のための運動は行わず、彼の身におこる身体的・精神的な影響について記録している。さらに、スパーロックはファストフード業界の社会的な影響を調査し、この業界が利益のために栄養を犠牲にしていることを明らかにした。
「1日3食、30日間マクドナルドのファーストフードだけを食べ続けたらどうなるか?」
というなかなかぶっ飛んだチャレンジです。笑
ことの発端はアメリカの10代の女の子2名が、
「私たちが太ったのはマクドナルドのせいだ!」
みたいなことをいって
マクドナルドを提訴したことだそうです。
(アメリカらしい出来事。笑)
しかし彼女らはマクドナルドが
原因であることを証明できず、
裁判で負けてしまいます。
その話を聞いていた主人公の
モーガン・スパーロックが、
自らの体を使って
↑の挑戦を始めたという流れです。
映画の最初に主人公の
健康診断が行われます。
スパーロックは当時33歳、身長188cm、体重84kg、体脂肪率11%、体格指数23.7(正常値はアメリカでは19〜25である)という健康体であった。
そんな彼の1ヶ月後の健康診断。
衝撃的でした。
たった1ヶ月で健康→病気になった
物語の最後に発表された健康診断で
さまざまな変化が見られました。
- 1ヶ月で体重11キロ増
- 体脂肪率は11%から18%
- 心臓病の危険性2倍
- 心不全の確率2倍
- 脂肪肝
- 気分の落ち込み
- 疲労感
- 情緒不安感
- 性欲減退
- etc…
たった1ヶ月で11キロ増・・・
普通じゃ考えられないですよね。
最初はユーモアのある陽気な
アメリカ人という感じだったので、
後半の気分が落ち込んでいる様子は
「まじか・・・」と思って見てました。
彼女と話している時は気力で
いつものように接していましたが、
それ以外の一人でいる時は
下を向いて疲れている様子。
しかもこの実験、開始から早い段階で
すでに体に影響が出ていました。
2日目にスーパーサイズのクォーターパウンダーを食べて吐く
アメリカのマクドナルドには
「スーパーサイズ」
と呼ばれるLサイズより大きい
ポテトやドリンクがあるらしく、
それを2日目に主人公が食べてました。
- ポテトはSサイズの3個分
- ドリンクは1.2L
1.2Lって日本の紙パック飲料より多い。笑
そもそも量が多すぎて食べるのが辛いし、
途中から体調を崩して最終的に
主人公は吐いてしまいました。
まだ2日目・・・
12日目の健康診断で体重7.7キロ増
僕が一番衝撃受けたのはここでした。
たった12日で体重が7.7キロも増えるという・・・
この時1日5000kcal
摂取していたそうです。
流石に5000kcalはないと思いますが、
これが2週間以内の出来事なので、
ぼくらも油断して食事を適当に済ませると
体調を崩す可能性は十分ありますね。
給食がジャンクフードのアメリカの子供たち
さらに映画の中で衝撃だったのが、
アメリカの子供たちの学校生活。
給食の様子を撮影していた時。
まだ中学生くらいの子供たちが、
給食センターのおばちゃんに
フライドポテトを注文して
それを食べているわけです。
見ながら「えー」と声出ました。笑
映像を見ても揚げ物ばっかり。
ジャンクフードしかない・・・
この食生活を小さい頃から続けて、
この食生活が当然だと思って
大人になっていくと考えたら
恐ろしすぎませんか。
ぼくが悩んでたお腹の不調どころではなく、
生きるか死ぬかレベルの問題です。
ちなみに映画の中で、
「2000年生まれの子供たちの3人に1人は将来糖尿病になるだろう」
と言ってました。
確率的に友達2人+自分がいるとしたら、
そのうち1人は必ず糖尿病ってことですよ。
やばいですよね。
「これはアメリカの話だから日本には関係ない」
と思われるかもしれませんが、
日本はアメリカの食文化の影響を受けてますし
アメリカのファストフード店もかなりあります。
また日本は日本で色々問題があって、
アメリカで危険とされている化学調味料が
日本では当たり前に使われてたりするので、
そういう問題もありますね。
日本だから安全ということはなく、
きちんと自分で栄養の知識をつけないと
食品業界に良いように使われて
お金も健康も奪われていきます。
体の不調を感じたら真っ先に食事の改善を
食事による体への影響が
めちゃくちゃ学べる良い映画でした。
少しリアルすぎてグロいところもありますが、
もし興味があればみても良いと思います。
また、先ほど出てきた
気分の落ち込み、性欲減退、疲労感などは
食事による影響と言えるので、
この症状があったら食事に気をつけてください。
ここまで話してきたことは
誰にでも起こるリスクがあるので、
きちんと栄養と体の仕組みを学ぶのが
人生のリスクヘッジになるなと改めて思いました。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございました(^^)
こんにちは。
栄養腸活コーチとして過敏性腸症候群などの体の不調を改善しているユウマです。
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