ぼくはIBS(過敏性腸症候群)の影響で
かなり人生が狂ってしまいました。
もう5年以上はIBSの症状に振り回され、
- 学生時代は人と関わるのが怖くて孤独で過ごしたり
- おならや腹鳴がばれないように周りと距離を置いたり
- ネガティブ思考がずっと続いたり
- 自信を持てたと思ってもIBSの症状で一瞬で失ったり
- 極端にコミュニケーションが苦手だと思い込んだり、
- 「社会不適合者だ」と思いこんで社会のレールから外れたり
何度も人生に絶望しました。
IBSが影響して取った行動を並べてみると、
- 大学1年生の8月に100万円払ってビジネスを学ぶ
- 同時期に30万円を別のところに払ってビジネスを学ぶ
- 毎月100万円以上のお金が入ってきては引き落とされる生活
- トータルでビジネスを勉強するだけで300万円以上使う
- 自分の心理面を強くするために心理学のセミナーに150万円以上使う
- etc…
本当に当時はがむしゃらでしたね。
しかしそんな状態を経験しても、
なんだかんだ今まだ生きていますし、
少しずつ人生が良い方向に変わっていって、
IBSで悩んでいた過去を
少しずつ肯定できるようになってきました。
IBSが改善できる方法に出会えたのもあり、
「IBSになったことで完全にマイナススタートだけど、
そのおかげでいろんな体験をすることができたし、
少しずつこれまでの遅れを取り戻していこう」
と考えられるようになりました。
IBS含めたいろんな不調を
現在進行系で改善している僕ですが、
改善方法に出会えるまで、
出会ってからと色々思うところがあるので、
それをお伝えしていきますね。
タイトルにもありますが、
今回のテーマは
「人生もがいたもん勝ち」
IBSで悩んだからこそこれを強く感じます。
IBSを軸にどうぼくの人生が振り回されたのか、
ぜひ続きも読み進めていってください(^^)
過敏性腸症候群で孤独だった学生時代
はじめに言っておくと、
ぼくが自分自身を
「過敏性腸症候群である」
と認識できたのは2021年になってからです。
それまではひたすら、
原因も分からず生きづらさを感じていました。
高校時代。
ぼくは地元の高校に進学したので、
小学校からの友だちもいるし、
中学高校で友達になった人もいる。
だから友達がいないわけではなかった。
しかし、ぼくは孤独だった。
移動教室はいつも一人で移動。
常に無表情で「話しかけてくんな」という
オーラを放って生活していた。
一番ひどいときでいうと、
朝7時に登校してから下校する16時までで、
たった3回しか人と話さなかったこともある。
声の出し方を忘れるレベル。
しかし自分はそういうオーラを出しているくせに、
内心では「だれか話しかけてくれないかなあ」
などと思っていた。
このときは自分の悩みの原因にも気づいていないので、
「誰か優しい人が声をかけてくれて、
みんなの輪の中に自分も入れてくれないかな。」
みたいなことを考えていた。
超他人任せで笑えるけど、
無表情で人と関わりたいという態度を取らないぼくを
だれも輪の中に入れようとは当然思わない。
そしてぼくも結局チャンスを逃しまくるので、
たまーに誘われて輪の中に入るも、
自分から入ろうとはしないので結局外に出ている。
友達には、
「あの子ともっと喋れば仲良くなれたと思うよ」
と言われていたが、
自分で自分のことがよく分かっていないので
仲良くなるチャンスを逃しまくっていた。
当時は全く気づいていなかった。
「自分はおならが多くて臭いからバレて笑いものにされるのが怖い」
「人と関われば関わるほどおならや腹鳴がバレる可能性が高まる。だから輪の中に入らないようにしよう」
「おならがばれないように、笑いものにされないように、無表情で何事もなかったかのように空気になろう」
ぼくの心の奥深くでは
恐らくこういうことが考えられていたので、
孤独になっていったんだと思う。
ぼくは人と仲良くなりたかったが、
同時に「人と仲良くなるのが怖い」
という感情もあった。
最初は矛盾していると思っていたけど、
心の奥深くを考えたら納得がいく。
ぼくは孤独になりたかったんじゃない。
IBSのせいで孤独にならざるを得なかったんだ。
誰にも迷惑をかけず一人で生きていくしか道はない。と思った
高校を卒業して大学に進学。
したものの、やはり大学でもぼっち生活。
一応同じ学部に進学した友達がいたので、
その友達と一緒に登校することもあった。
しかし、なんだかんだ授業の時間がずれたりすると
一人になり、少しずつその時間が多くなっていった。
大学に入って割とすぐの頃から、
「コミュ障で社会不適合者の自分が社会で周りと上手くやっていくなんて無理なんだろうな」
ということを考えていたので、
自分一人でどうにか生きていく道を探していた。
そこで見つけたのが、
インターネットを使ったビジネス。
「社会でやっていけないなら、自分の力でどうにか生きていくしかない!」
そう思って、大学1年の8月に
100万円を払ってビジネスを学び始めた。
そして大学2年生に上がると同時に休学し、
就職しなくても生きていけるように
ビジネスに打ち込む毎日。
これがうまく行かないことは
人生を希望を失うことと同義なので、
必死に行動して収益を上げていった。
結果としては、会社員の給料くらい、
ぼく一人が生きていくには十分な金額を
一人で稼げるようになった。
仕事時間は1日3時間くらいだが、
それで社会人と同じくらいの収入。
めちゃくちゃ自信がついたし、
なんなら世の中ちょろいとさえ思っていた。
しかし・・・
起業で得た自信をお腹の不調が破壊する
ぼくがやっていたビジネスは、
基本的に自宅で完結するビジネスだった。
誰とも関わることがなく、
ひたすら単純作業をして収入を得る。
友達は大学や専門学校に通っているので、
ぼくは家で一人仕事をして、読書して、
寝て、を繰り返すだけの生活。
最初は楽しかったが、
だんだんたいくつになってきた。
そんなときに、
似たような仕事をしている人同士で
懇親会が開催されることになり、
ぼくはそれに参加することにした。
そこでは自分と似た仕事をしていて、
自分よりも稼いでいる人、
またこれから稼ごうとしている人など、
色んな人とおしゃべりすることができる。
ぼくはこれが楽しみで仕方なかった。
自分の仕事についてたくさん話しができるし、
みんな共通のねたがあるのですぐ仲良くなれる。
懇親会のためだけに、
当時住んでいた沖縄から、
東京まで飛行機に乗って行った。
懇親会当日。
明らかに調子がおかしい。
詳しくはこちらの記事にも書いているが、
【体験談】過敏性腸症候群が辛すぎてストレス0にしてみたけど全然治らなかった話
普段は一人で生活しているので、
お腹の調子を意識することがなかった。
しかし、懇親会当日にぼくは思い出した。
ぼくは大人数で食事するときは
ほぼ毎回と言っていいほど食欲が無くなり、
お酒も全く飲めず、気持ち悪くなり、
しまいにはトイレに駆け込む始末。
みんなは楽しく会話しているのに、
自分は食欲はないし、
なのにお腹はグルグル鳴るし、
急にトイレに行きたくなって下すし、
お酒注文しちゃったけど飲んだら吐きそうになるし。
はああああ。。。。。
結局、みんなと同じように会話を楽しめなかった。
みんなが楽しく会話する中で、
ぼくだけ一人でじっとしている時間が多かった。
「せっかくビジネスで収入を得て自信が持てるようになってきたのに・・・」
「自分だけご飯食べられなくて周りに心配されてしんどい・・・」
高校時代に絶望していた状況から、
ようやく手に入れた自信。
それも結局は、
お腹の不調のせいで一瞬にして消え去った。
分子栄養学との出会いで過去が全てつながった
そこから必死に仕事を頑張ったり
心理学を学んだりなど色々していたが、
結局生きづらさは感じたまま
だらだらと過ごす日々が続いた。
しかし、基本的に家に引きこもっていたので、
時間が経てば経つほど病んでいくのである。
「自分がやりたいことってなんなんだ。」
「なんで人と関わりたいのにうまく行かないんだ。」
「自分は今何をすればいいんだ。」
「このまま一人で生きていくのはしんどすぎる。」
せっかく自分で収入を得られるようになっても、
結局ぼくの人生はそれほど変わらなかった。
家で仕事をして、家事して、読書して、寝るだけの生活。
誰とも遊ばず、もっと仕事を頑張らないとと思っていた。
そんな生活をしていたとき、
本当にたまたま、
「分子栄養学」
という分野に出会った。
すごくざっくり説明すると、
人間のDNAには完璧な設計図が入っていて、
設計図のとおりに体が作られれば健康体になる。
しかし、設計図通りに作るためには
- たんぱく質
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
などの栄養素が十分になければならない。
つまり、今体に不調を抱えている人は、
設計図通りに作るための栄養が
足りていないということ。
体が必要としている栄養を与えれば、
不調はみるみる改善していく。
ということを学んだ。
そして、分子栄養学を少しずつ勉強しながら、
IBS(過敏性腸症候群)という病気に出会い、
「お腹が弱い原因はこれだったのか!」
ということに気づいた。
そこからIBSについて調べていく中で、
- 自分は高校時代からIBSの症状であるおならや腹鳴、下痢、腹痛で悩んでいたこと
- おならや腹鳴が原因で周りと関わることを無意識に避けていたこと
- 懇親会など人が多い場所で食事をすると体調が悪くなるのは栄養不足が原因だということ
など、これまで悩んでいたことが
全てIBSという一点で繋がり、
「これを改善すれば俺の人生が変わる!!!」
と確信した。
もがきまくったから、今生きてる
ぼくはコミュ障で社会不適合者だと思っていた。
だから一人で生きるしかなく、
自分の力で稼ぐしか生きる道はないと思っていた。
必死にビジネスの勉強をして
一人で生きていく力をつけた。
でも一人で生きていて辛かったから、
トラウマを増やすリスクを取ってでも
懇親会に何度も参加した。
将来を不安に感じながらも、
このまま孤独なのは嫌だからと
仕事をもっと頑張って自信を得ようとした。
まわりからの尊敬を得ようとした。
しかし、問題の本質はそこではなかった。
過敏性腸症候群という病気。
このお腹の不調がぼくの人生を狂わせた。
笑われる恐怖から孤独を作り、
人と関わるたびにトラウマが増えていく。
そういう状況を作り出していた。
ぼくの人生をかき乱した犯人が見つかった今、
ぼくがやるべきことは一つしか無い。
「IBSを駆逐してやる」
ここまで生きてきてよかった。
高校時代から悩み、
起業してからも悩み、
悩みながらももがき続けていたら、
2021年にやっと解決の糸口が見えてきた。
IBSを駆逐すればぼくの人生は確実に変わる。
今では緊張やストレスが影響する
腹痛はほとんどなくなり、
残るはすでに半分まで減ったガスの量を
極限まで減らしていくことのみになった。
やることも自律神経と
腸内環境ということが分かっているので、
あとは今ある手札を試していくだけ。
といっても、今の時点で
懇親会でご飯を食べたり
お酒を飲んだりすることは
できるようになったので、
IBSの改善にも引き続き取り組みつつ、
孤独だった現実を変えていくことにも
少しずつ挑戦している。
ぼくがしたいのは孤独からの脱却。
いろんな人と出会って、
一緒にご飯食べたりゲームしたり、
一緒に仕事したりしたい。
楽しいことも悲しいことも
たくさん経験して楽しい人生にしたい。
会員制コミュニティRegainは、
孤独になりやすいIBSで悩んでいる方が、
IBSを改善しつつ仲間を作って
人生に希望を持てる。
そういう場を作るために
コミュニティという形にしました。
もちろん人とつながるということは
トラブルが起こるということでもある。
しかし、孤独よりはマシだと僕は思う。
無感情で、楽しいことも悲しいこともなく、
毎日機械のように生きる生活はつまらない。
一人の時間は必要だけど、
それしかない人生は辛い。
一人の時間の過ごし方はぶっちゃけ極めたと思う。笑
だから今度は、
誰かと一緒に過ごす時間を極めていきたいなと思う。
・・・と。
ここまで考えられるようになったのも、
やっぱりもがきまくったからですね。
途中でもがくのをやめていたら、
ぼくはこの世にいないと思う。
本当にもがきまくってよかった。
そして、できればこれから
IBSを改善しようとしているあなたが、
僕よりはもがかなくてもいい状態を
作れたら良いなと考えています。
SNSやブログで情報発信したり、
Regainというコミュニティを運営しているのは
そういう理由からですね。
恐らくIBSという共通点があるので、
同じ痛みに共感できるし、
きっと優しい人同士が
繋がる場になっていくのかなと思います。
まあそこに関しては
僕の力量も必要ではあるので、
まだまだ勉強していく必要はありますが。笑
さてさて。
今回は「ぼくがどういう思いで活動しているのか?」
ということが少しでも伝わってくれたら
良いなと思って全力で書きました。
ツイッターのDMでも、
公式LINEのメッセージでもいいので、
ぜひ感想をいただけると嬉しいです(^^)
ここまで読んでいただきありがとうございました!
こんにちは。
栄養腸活コーチとして過敏性腸症候群などの体の不調を改善しているユウマです。
僕の詳しいプロフィールはこちら。